スマートウォッチのticwatch Eを購入したのでレビューしたいと思います。
1.ticwatch Eを購入したきっかけ
私は週2,3回ランニングを日課としているのですが、そのときに活動量記録としてスマホを持って走っていました。その際、スマートフォンをウエストポーチに入れて走っていたのですがこれがとても走りくい。。。ケース含め200g近いのですが上下に揺さぶられズシズシと重い、なんとかならないかなぁ、とずっと思っていました。もっと身軽に走りたいわけです、でも活動量も記録もしたい・・
ちなみに活動量を計測するアプリはGoogle fitを使用しています。昔はNike runやrun staticなども使用していたこともありましたが「データの永続性ということを考えるとGoogle先生のアプリのほうがこの先安心かな」と思いGoogle fit一本で管理していこうと決めました。
Google fitの素晴らしさについては下の記事に投稿しています。
を考えることが今回の悩みを解決する鍵となります。
この条件を考えると、スマホなしでスマートウォッチだけ腕にはめてランニングするのが良さそうです。
スマートウォッチの詳細はというと、

Google fitやgpsを考えるとGoogleのWear OS搭載のスマートウォッチがやはり適当、しかしwear os by google搭載のスマートウォッチはどれもかなり高額・・スマートウォッチ自体も使用したことすらなくいきなり高額なものは手を出しにくい・・
と悩んでいたところに割安なwear os by google搭載の機器があるではありませんか!
ticwatch Eを購入決定。タイムセールだと1万5000円くらいで買えますが普段でも2万はいきません。
他のwear os搭載のものは最低で3万以上が普通ですからね・・
このticwatch Eは全米のamazonランキングで一位をとったこともあるとかないとか。期待が持てます。
最近出たticwatch proも考えましたがやはり最初のスマートウォッチとだけあって手頃な値段のほうを選択しました。
ランニングの際スマホを持たずこのticwatch Eだけで走っても本当にスマホを持ってランニングする時と同じ精度でGoogle fitに記録できるのかも不安でしたのでその検証も致します。
というわけで購入した「ticwatch E」について製品レビューします。
普段常に身につけている時計としてではなく、主にランニング時、登山などアクティビティに身につける前提のレビューですので宜しくおねがいします。
ちなみに連携しているスマホはAndroid「galaxy s7 edge」になります。
2.外観、スペック詳細
外観
私はシャドーICEと言う名のただの白を選択。他のレビューサイトの写真を見た感じではちょっとちゃちいなと思っていたのですが現物は割としっかりとした印象です。
重さは42gくらい。ticwatch proは58g程度なのでだいぶん軽いです。軽さは個人的にかなりポイントになります。つけている感覚がなくなるくらいが理想です。
実際ハメてみるとめちゃめちゃ軽いと感じます!軽さ正義!
あと防水のため雨程度では気にもなりません、ランニング中に雨にガッツリ濡れてしまった時がありましたが問題なしでした。さすがに海とかは無理そうですが・・
何ができるの?
スマホからの通知、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、電話、翻訳、心拍計、Google fit、Google Play Music、Google Keep、Google Map、スマートフォンを探す、 などなど。
ちなみに血圧は測れません。
よく使うものとしてはやはり通知と活動計測、音楽、地図あたりでしょうか。
地図(Google map)はスマホがAndroidの場合限定ですがナビゲーションにも対応しています。
利用シーンとしては自転車などで遠出をする場合、地図を時計でナビするとか。。チャリ運転中いちいちスマホ開けてられませんものね。
Google アシスタントが搭載されているのもポイント。「OK,Google」が手元で使えちゃいます。
どんなスマートウォッチでもできる機能は今回は省略させて頂きます。
容量
ちなみにticwatch Eの容量はこんな感じです。
2GBあるのでアプリだけで一杯一杯ということはほぼ考えられません。
容量食うのはPlay Musicの音楽をDLかGoogle Mapのキャッシュくらいでしょうか?
登山アプリYAMAPを入れてる人はその地図DLで食うかもしれません。
3.【良いところ】
wear os by google搭載
wear osに関心を寄せている方も多いのではないでしょうか。まずwear os搭載前提で購入を考えている人も多いでしょう、私もそんな一人でした。
将来のアップデートが約束されているOSはやはり安心感が違います。普段使っているgoogleアプリとの親和性も重要ですね。
ランニング時、GPS搭載はありがたい。スマホと計測差もない。
スマホを持っていかずticwatch E単体でもGPSデータをオフラインのまま取得し、あとでスマホに同期できるのはとてもメリットです。
心配していたのがスマホで活動量を計測した時とticwatch単体で計測した時とで精度の差はあるのかが気になっていました。
というわけで差を見てみました。次の2つの図は実際には同じ距離を走っています。
これがスマホで計測したもの
次にticwatch単体で計測したもの
距離が0.1km差がありますがこれはスマホで毎回測ってもこれくらいの差はでるので誤差ととれます。(このあたりは建物の周りや下をくぐって走っている箇所が多いのでgpsに影響しているのだと思います。)
GPSの動きもそこまで両者に変化はありません。スマホのほうが動きは均一ですが実際の建物周りの動きはticwatchのほうが正確に出ています、動きのばらつきはありますが。もっと建物の少ない場所で計測した場合ほぼ一緒になるのではないでしょうか、機会があれば追記致します。
タイムが大分違うのはticwatchのときはちょっと体調が悪かったのです・・歩幅も小刻みになっていたかもしれません。(めちゃめちゃ遅いのはユルシテ)
あくまでも距離とGPSの精度の差を見たいと思いますのでそれ以外の数字は比較してもしょうがないですよね。。人の歩行速度とかw
ランニング時の心拍数はスマホでは測れなかったので今回から測れるようになり嬉しいです。
機会があれば登山の時もやってみたいですね、登山はGPSの精度も気になりますが特性上、両手を塞ぐと危険な運動なのでスマホを頻繁に手にもつのは避けたいところです。そんなときにスマートウォッチはかなり活躍してくれそうなのでとても期待大です。
追記:建物が低めなところでGPS計測してみました。
ticwatch EのGPS(スマホなし)で計測
やはり、建物が高くないとかなり正確に計測されます。
とにかく軽い!外出時の視野性も良い
先程も書きましたが軽いです!普段時計をしない私にとってとても重要なことです。
日光にあたっても有機ELのためなのかよく見えます。視野性はなかなか良いです。
4.【良くないところ、気になったところ】
バッテリーの持ちは言われているほど気にならない
ちまたではticwatch Eはバッテリーが持たない・・などと言われていますが、私はそんな感じは受けませんでした。(感覚の問題だと思いますが)1日普通に持てば良いと思うんですが・・
ただし、GPSを起動させるとかなり減りは激しくなります。これは他の機種も同じと思われるのでしょうがない部分はあると思います。
音楽系のアプリはGoogle Play Music以外は微妙
spotify、awaなど音楽アプリはticwatch単体では動きません。ticwatchはスマホの音楽操作コントローラーとして機能するだけです。
時計の中に音楽をダウンロードしたり時計自体から鳴らしたりはできません。
それができるのはGoogle Play Musicだけです。時計から・・音楽を鳴らせます!
もちろんbluetoothイヤホンと接続してticwatch単体で聞くことも可能です。
Google Play Musicはスタンドアロンとしてticwatchアプリ単体で操作、演奏可能です。(もし他にあったら教えて下さい。)
その為、お気に入りの音楽系アプリを使っている場合は少々不憫な思いをするかもしれません。
あとgoogle homeも実はticwatchで音楽操作は可能なようです。
継続的に心拍数をトラッキングする機能はない
スマートブレスレットによくある24時間トラッキング機能はありません。私はぶっちゃけスポーツ時だけ心拍数計測できればよかったので気になりませんでした。
wear os by google自体の改善がまだ必要か
wear os自体の完成度はちょっとした操作性、もたつきなどが気になる部分もある為まだ未完成といえます。しかし日々進化しているので近い将来は心配はいらないと思います。
5.使用上の注意点、詳細スペックなど
注意点
初回起動時はほんとに不安定ですw googleアカウント登録やosアップデート、アプリDLアップデートなど一斉に行っているようなのでものすごくもたつきカクつきが発生し不安定でした。しかし終われば普通に動作するので心配はいりません。
各アプリ
- LINEの返信もticwatchからできます、ただしスマホアプリLINEの設定から通知設定を「メッセージ通知の内容表示」をオンにしておかないとticwatch側のメッセージ内容も表示されないので返信に困ります。普段からメッセージ通知の内容表示をオフにしている方はちょっと考えものですね。
スマホ側でLINEの会話内容を出さない設定にしておくと、、
時計側もメッセージが出なくて返信が困難になる。(時計側から開きようがない)
私はLINEメッセージ内容を他の人に通知時点で見られたくない人なのでスマホは通知時の内容OFFにしていたのですが、この状態だと時計側も内容が見れないというわけです。
私と同じような人は注意が必要ですね。
- その他に特徴的なのが「翻訳」と「Googleアシスタント」ですかね。いちいちスマホを開かなくて良いのはだいぶ楽です。
登録機器数
いろいろやってみた結果をお伝えしておきます。これはwear osの仕様なのかticwatch Eの仕様なのかわかりませんが。
- 1台のticwatch Eに複数のgoogleアカウントを追加することは可能
- 1台のticwatch Eに複数のスマホを登録するのはできない(接続待機状態にもできない)
- 1つのgoogleアカウント(スマホ版wear osアプリ)に複数のスマートウォッチ(wear os搭載限定?)を登録することは可能っぽい
何やら複雑な感じになってますが上から説明していきます。
- 時計の設定の中にアカウント追加画面があったので間違いないです。家族と共有して時計を使うとか想定されているのかな?
- これは誤算でした。所詮接続はbluetoothなので登録くらいはてっきりできるかと思っていたのですができませんでした。iphoneとgalaxyを登録しようとしたところ、1台目登録したら2台目は表示に載ってこない・・
- スマホ版wear osアプリ内で「新しい時計を追加」という表示がありましたので恐らく登録できるのでしょう。スマートウォッチを他に持ってないので試せませんでしたが。
これらは多くの方はあまり関係のない話だとは思いますが、困る方もでてくるかもしれないので一応表記しました。参考になれば。。
6.まとめ
ticwatch Eはどんな人に向いているか
- 普段からgoogleアプリ(特にPlay Music、Google fit、Google Keep)を愛用している人は恩恵が高いです。
- とにかく軽いスマートウォッチがいい、でもwear os by googleを搭載しているものがほしい人。
- 私のようにランニング、登山、サイクリングをメインに使用するといった限定的な使い方をする人には特におおすすめ。常用しないことを前提に購入するのであれば、安いほうがいいしバッテリーもあまり気にしなくてよい。活動量測定に最適なticwatchを持つことによって運動を初めて見るのも手かもしれません。google fitのおかげで私のランニングのモチベーションは持っているようなものですからw30代を過ぎると運動はしたほうがよいですよ・・(切実)
ticwatch proを選択肢に入れているかたもいるかもしれません。proのほうが性能も高いのはたしかですが価格も高いし重さも重い。手軽にまずはticwatch Eから始めてみるのはどうですか、私はぶっちゃけかなり満足していマス。
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